2013年2月

2013年 2月 28日

フランス出張報告…和食とワインのアペリティフミッション New!

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1月末より、仕事でフランスに出かけておりました。

日本でいえば幕張メッセで行われるFOODEX(食品見本市)のワイン版のような催しが、フランス・ロワール地方のアンジュという街で行われたのですが、その際に、和食とワインを取り合わせるアペリティフの会の料理を担当してほしい、という依頼を受けてのこと。



到着してすぐ準備が始まり、息つく暇もなく当日を迎え、そして・・・ワインと和食のアペリティフミッションは、無事終了。プレス用のランチアペリティフ2回(200名)、ワイン生産者及びゲストを迎えての夜のアペリティフは、予想を大きく超える約300人(予定の倍以上)の方にお越しいただき、おかげさまで大盛況に終わりました。



何より、料理とワインのマリアージュを試行錯誤しながら考えたメニューを、多くのワイン生産者の方々が、ご自身の作られたワインと共に楽しんでくださったことが、本当に感激でした。海外のプレスの方々のお話からも、日本人が考える以上に、多くの国の方々が日本料理に関心を持ち、日々の生活にも取り入れ、気軽に自国のお酒と楽しんでみたいと思っているようです。

実は今回、フランス人女性数人に、お寿司を巻くのを手伝ってもらいました。やる気満々で丁寧な作業に感心しましたし、彼女たちもお寿司をちゃんと巻けることが本当に嬉しく、楽しそうな様子だったのが印象的でした。そう、私たちが、ローストチキンやミートパイを上手に作れるときの気持ちと同じなのだなと・・・・。



そして、今回一番感じたこと・・「ただおいしいから食べたい!」ではなく、世界中が、日本の「食」を、美しい文化のひとつとして受け止めているということを目の当たりにしました。

そう、外国の方々がこう思ってくださっているのですから・・・日本人としてしっかりせねば! 忙しくて外食が多く、料理を作る機会が少ない人でも、せめて・・ちゃんとだしを取り、巻き寿司が巻け、鍋でご飯が炊けて・・ぐらいは、できるべきではないかなと思いました。

外で買えるから、他に作ってくれる人がいるから・・という問題ではなく、日本人のたしなみとして・・・日本の料理を語れないと寂しいなとも思ったのです。文化を次の世代に引き継ぐ立場として・・・。外から日本を見ると、本当に大切 なのでは・・と。それが今回の仕事を経験して、今も心に強く残っていることです。

(上田淳子)



(写真協力はJuli Roumetさん。最後の1枚は地元の新聞で報道された様子です)

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2013年 2月 28日

かにとアボカドのグラタン 

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かにとアボカドといえば、カクテルなど冷たい前菜としておなじみの組み合わせ。それなら温製はどうだろう…と考えてみたレシピです。オーブントースターで簡単に作れますよ。

(レシピはこちらの本に収録されています)
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2013年 2月 27日

料理とワインのマリアージュレッスン 14 

このコーナーでは、フランス在住のソムリエ、Juli ROUMETさんによる、DDCレシピに合わせたワインの提案コラムをご紹介します。上田淳子シェフが選んだレシピ2品の組み合わせに、ソムリエのJuliさんがぴったりのワインをセレクト。DDCのE-レシピブック『Seasonal Recipes』に収録された解説を抜粋し、ロングバージョンにしたものです。かなり詳しく具体的なおすすめを紹介してくれていますので、とっても参考になりますよ!

第14回は、根菜のドフィノア+サーモンとサワークリームのサラダオムレット(ともにE-BOOK冬号に収録)と一緒に飲むワインについて。



たとえばこんなシチュエーション…<春の陽ざしを感じた日のメニュー>

ドフィノアは南東フランスのドフィネ地方の名物料理なので、近隣のサヴォア地方の白ワインにはちろん合います。もとはじゃがいもがメインのグラタンですが、日本の根菜がたくさん入っているので、ピノ・ノワールなどの赤い色のワインにも合います。根菜は赤ワインとも仲良しですから。

同じ赤ワインでも黒や紫に近いものはよりタンニンがあるので、赤みのあるワイン、ということで選んでみてください。これなら、次のひと皿のサーモンとサワークリームのサラダオムレットにも合わせられます。また、スパークリングワインで通してもおいしく召し上がれると思います。白ワインで通すなら、リースリングやソーヴィニョン・ブランなど、ちょっときりっとミネラルのあるワインで。

また、日本ではあまり出回っていないのでおすすめしにくいのですが、お好きな方に覚えておいていただければと思うので、ちょっとおすすめを書きますね。この2皿は本当にピノ・グリのロゼに合うと思います。フランスの名ワインテイスターで、ボルドー名鑑の本を出版したジャック・デュポン氏ご自身が担当している「ル・ポワン」誌で、フランスワイン特集のロワール地方の試飲に毎年同席させていただいているのですが、今年、偶然の出逢いで大絶賛されたのが、ロワールの「ルイイ」という地区のピノ・グリのロゼでした。

特集記事では「フランス最高峰のロゼ、ロゼが嫌いだという人にこそぜひとも飲んでいただきたい、すごいレベルのガストロノミックなワイン。」と評価されていましたが、実際に一緒にテイスティングしてその通りだと感じました。きりっとした酸味は白ワインのようであり、ふくらみのある果実の風味は赤ワインにも通じます。魚やチーズ、根菜にもパズルのピースのようにぴったりとはまってくれます。

赤ワインと白ワインの良いところの要素を兼ね備えた、ロゼの中でも群を抜いて「何かと一緒に食べながら飲みたくなる」ワインなのです。フランスでワインを好意的に評価する際によく使われる「ガストロノミックなワイン」という表現は、単体で完成している味わいのワイン以上に、食事とともに楽しむことで完結する喜びのあるワイン、という意味で、ワイン評価のポイントではかなり重要視されます。

もしも日本のワインショップでルイイのロゼを見かけたら、ぜひともお試しください。

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