ローストポテトと温野菜、ブレッドソース 

このコーナーは、世界各国からお料理上手なゲストをお迎えして、
とっておきのレシピを教えていただくグローバル企画。
同じおいしいものを作れる、味わえる、確かな幸せでつながれる仲間を、
世界中にどんどん増やしていきますよ!
前回に引き続き、カースティさんのローストディナーをお届けします。

第7回

イギリス・湖水地方
祖父江カースティさんの

(ローストチキンに添える)
ローストポテトと温野菜、ブレッドソース




Profile
Mrs Kirstie Sobue



フリーランスの通訳・翻訳・コーディネーターとして活躍するカースティさん。ビジュアルアーティストである日本人のご主人と2人のお子さんとともにイギリス・湖水地方在住ですが、20年間の日本在住歴があり、日本語の実力はネイティブ並み、いやそれ以上! 現在、日本語教師の資格を取得するべく勉強中です。母方のおばあさまがフランス人で、お料理上手の家系育ちのためか料理の腕も素晴らしく、今回の来日時、DDCのゲストシェフとして特別レッスンをしていただきました。

材料(4~5人分)
じゃがいも 500g
ブロッコリー、アスパラガス、さやいんげんなど緑の野菜 適量
サラダオイル 適量
塩 適量

●ブレッドソース
牛乳 250ml
玉ねぎ 1個
クローブ 4粒
ベイリーフ 2枚
白粒こしょう
メースパウダー 小さじ1/4
パン(少し固くなったものがよい) 食パンなら1/2斤程度
塩 小さじ1
バター 20g
ナツメグ(固形。なければパウダーでも) 適量

作り方
1 まずブレッドソースを作ります。鍋に牛乳を入れて、玉ねぎにクローブを刺したもの、ベイリーフ、白粒こしょうを挽いたものとメースパウダーも加えて火にかけます。沸騰したら火からおろし、ソースにスパイスの味がなじむまで30分以上おいておきます。

2 パンを低温のオーブンに10分ほど入れるなどしてからからに乾かし、フードカッターにかけて粉状にしておきます。

3 オーブンを230℃に温めておきます。野菜はさっと塩ゆでして、オーブンに入れられる器に入れ、サラダオイルを少しからめておきます。じゃがいもは皮をむき、1/4に切って鍋に入れ、水と少しの塩を加えて火にかけ、沸騰したら湯を切って鍋に戻します。

4 塩とサラダオイルを振りかけて鍋をゆすりながら加熱し、じゃがいもを粉ふき状態にします。

5 サラダオイルを深さ3㎜ほどオーブンの天板に入れて、少し煙が出るくらいまで熱します。じゃがいもを入れてすぐにオーブンに入れ、30~40分かけて焼き上げます。途中で何度か返し、焼き色がまんべんなくつくようにします。3の野菜もオーブンに入れ、好みの焼き加減に焼き上げ、塩、こしょうで味をととのえます。


6 1のソースの玉ねぎとスパイスを取り除き、2のパン粉をソースに加え、時々かきまぜながら、ちょうどよい濃さになるまで15分ほど弱火で加熱します。

7 サーブする直前にバターを入れて溶かし、塩、こしょうで味をととのえます。仕上げに削ったナツメグか、ナツメグパウダーをかけます。


8 ローストチキンとグレイヴィソースと一緒にテーブルに出し、取り分けていただきます。


Kirstie’s Advice
●今回は、ローストチキンに添えるサイドディッシュをいくつかご紹介しました。チキンを焼くときに一緒に作れるので、手順を覚えてしまえばとってもラクです。前回のチキンとあわせて、クリスマスにぜひ作ってみてくださいね。
●「ブレッドソース」ってあまり聞いたことがないかもしれないけれど、これはイギリスに古くからある伝統的な田舎料理です。固くなったパンを使うことでもわかる通り、とても実用的で、残った素材を無駄なくおいしく食べるための、昔の人の暮らしの知恵が生きていて、私も大好きないわゆる「おばあちゃんのレシピ」です。ローストチキンとの名コンビでよく知られる「ヨークシャープディング」をお教えしようかとも考えたのですが、チキンもポテトも野菜も全部オーブンで焼くので、ひとつくらいコンロで作る料理があったほうがいいかな、と思ったのもご紹介する理由です。
●ミルクとオニオンが味のベース、それからクローブやナツメグ、また、日本ではあまりなじみがないかもしれませんが、「メース」というスパイスがこのブレッドソースの味わいのポイントです。ナツメグとよく似た香りで、もう少しだけスパイシー。チキンやポテトのシンプルな味とグレイヴィソースと合わせると良いアクセントになるので、よかったら試してみてください。大きなスーパーなら売っていると思います。
●ローストポテトはいろんな作り方があるけど、表面がカリカリにするのがおいしいと思うので、高温のオーブンでオイルと一緒に焼き上げる方法をご紹介しました。最初にゆでて、塩味つきの粉ふきいも状態にしてから、オイルで「ゴールデンブラウン」色になるまで揚げ焼きにするのがコツです。
●我が家ではローストディナーはほぼ毎週食べていると言っても過言ではないほど。付け合わせの野菜やソースの組み合わせを少しずつ変えて、お皿の上で自分の味を見つけ出せるのも楽しいです。ご紹介したサイドディッシュはほんの一例ですが、みなさんも何度も作って、お好みの味、ご家庭の味をつくり出してみてくださいね。

タグ: , , , , , , , ,

コメント(0)

コメントをどうぞ

You must be logged in to post a comment.