ミントフレーバーのいちごジャム 


レースボウルM¥1,000(税別)/h+(堀江陶器)

ジャム、プリザーブ、コンフィチュールなどと呼ばれる果物の砂糖煮はご存じの通り、もともと旬の果物を保存して年間楽しむための生活の知恵でした。大量に実って、生では食べきれないから、または、生で食べるには固すぎたり、甘くなかったりするから…という事情もあったようです。でも、日本でこの季節、家庭で作るいちごジャムに関しては、そういう事情よりむしろ、シーズンならではの楽しみのための、ちょっと贅沢な食べ方のような気がします。今回のおすすめは、生でもおいしいいちごを、粒が残るようにさっと煮て、少しハーブのフレーバーを効かせたシーズンスペシャルのシンプルジャム。いちごの季節の後半、小粒のパックが出回るようになったらぜひお試しください。

(レシピはこちらの本に収録されています)

伝統的なジャムのレシピでは、果物と砂糖の割合は1:1が普通ですが、最近はもう少しライトなものが好まれています。今回のレシピは約2:1。果物はいちごの他に、オレンジ、りんご、チェリー、あんずなど、酸味のあるものが向いています。砂糖はグラニュー糖を使うと口当たりのきれいなジャムになりますが、これも好き好き。上白糖でももちろん大丈夫ですし、お好みで三温糖や黒糖、はちみつなどを使っても個性のあるおいしさになります。

作り方はシンプル。きれいに処理をした果物に砂糖をかけて、しばらくおいて水分を引き出してから煮ます。いきなり火にかけるとこげつきやすいので、ここは必ず。またよく言われることですが、酸に強い素材のお鍋を使ってくださいね。ほうろうかステンレスなら安心です。

果物と砂糖だけのシンプルな味もいいものですが、春夏に作るジャムには少しハーブのフレーバーをプラスすると楽しい仕上がりになります。いちごとミントは好相性。チェリーならローズマリーが合います。ポイントは、あくまで仕上げに入れてさっとひと混ぜしたらすぐに取り出すこと。これで十分よい香りがつきます。ずっと入れすぎると苦みが出てしまうので注意してください。ちなみに秋冬ならハーブよりスパイスでフレーバーをつけるのもおすすめ。りんごならシナモンやナツメグ、オレンジならクローブなど。フレーバージャム、ちょっとはまってしまいますよ。

瓶を煮沸する本格的な方法には及びませんが、煮上がったら熱いうちに瓶に詰めてふたをすると、軽く脱気ができてしばらく保存がききます。あるいは、電子レンジに入れられる瓶に詰めて、ふたをしないままレンジにかけ、注意深く見守りながら、沸く寸前まで温めて取り出し、すぐふたをする方法もあります。この方法で小さな瓶にいくつも作っておいて、お客さまが来たらおみやげに渡す…なんて、ちょっと素敵ですね。

材料(作りやすい分量)
いちご(できれば小粒のもの) 500g
グラニュー糖 250~300g
ミント 2枝(半パック程度)

作り方
1 いちごはへたを取り(大きければ2~4等分に切る)ほうろうまたはステンレスの鍋に入れ、グラニュー糖を加えて全体を混ぜ、砂糖がいちごの水分で溶け始めるまで、1時間ほどおきます。

2 1を中火にかけます。沸いてきたらあくを取り、ごく弱火にして、こがさないように時々混ぜながら30分を目安に煮ます。ヨーグルトなどデザートにかける場合は、煮つめすぎずゆるめに、パンに塗る場合は、水分を煮つめ、濃度がつくように仕上げてください。

3 仕上げの香りづけにミントの枝を加えてさっと混ぜ、すぐに取り出します。熱いうちに瓶に入れ、ふたをします。

タグ: ,

コメント(0)

コメントをどうぞ

You must be logged in to post a comment.